箕面千里中央ロータリークラブでは、2016~2017年度より、地域に根差した新しい奉仕活動として、箕面市と茨木市にまたがる彩都で数人の子育てママ達が発起し、立ち上がった子育てサロン「にじいろひろば」への支援を3年計画でスタートしました。
日本の各地域では何かと高齢化が進み、その対応に地域の方々も公的機関も取り組んでいますが、この彩都という地域は新しく開発された若い世代の多いニュータウンであります。ところが、若い世代の集まりであるが故の悩みをお持ちも世代が多いのも事実です。それは、核家族化は進み、新しいがためにお互いに全く知らない者同士の集まった地域社会なのです。小学校にも行かない世代はまだママさん同士の交流もなく、幼い子どもを育てるママ達には何かと子育てに関する悩みが多く、例えば夜泣きが続く、ちょっとした体調不良、突然熱が出る、その都度ママとしての判断に悩んでいます。直ぐには解決もしないので親としても精神的に不安定になったりもします。実は自分の子ども達だけではないのですが、一般的によくあるごく当たり前の事でも内に悩み、ひどくなればどうも閉じこもりがちになり、ついつい一人で悩んでしまう傾向が見られます。近くに直ぐ相談できる親御さん達もいず、これが進んでいくと一人自宅で悩み、酷い時は幼児の虐待という方向にも行きかねません。また、新しい地域社会であるがゆえに、若い世代の交流もまだまだ未熟であったり、自治会等々の活動もまだまだ完全には形成されていない地域となっているのが現状です。
そんな中で、自主的にもっと皆で交流をし、お互いが情報を持ち合い、和み、理解し合い、援助し合おうと立ち上がったママ達がこの「にじいろひろば」の方々です。現在彩都地域で30組前後のママと幼児が集って、月に1回交流を始めています。ゲームをして楽しみ親睦をはかり、時にはその折々のパーティーを催したり、また新しいママ達との出会いを求めてバザーを開催したりと、早や2年目を迎えてますます実りのある活動へと実績を積まれております。
高齢化社会の支援は、国や地方公共団体が積極的に取り組んでいますが、こういった若い世代の地位社会問題に今、新しく目を向けて行かねばならない時にもなっております。将来を担う子ども達にも目を向け、その子達を育てる親達にも高角度で支援をしてくことが、今迫られた課題です。保育所の待機児童問題などは言うまでもなく正にその最たる課題です。
今回12月8日(金)には、「にじいろひろば」のクリスマス会が催され、ささやかながら奉仕活動として、箕面千里中央ロータリークラブより子ども達へのクリスマスプレゼントをサンタよりお配りいたしました。
私達箕面千里中央ロータリークラブでは、そのママ達の自主性を尊重し、後方よりその支援に立ち上がりました。私達の支援もまだまだ未熟ですが、いつかこの「にじいろひろば」が当たり前のように地域に根差し、当たり前のように地域の子育て社会に貢献できる日が来るのを期待し、常に相談しながら意見を交わし合い、良き集まりになって行くよう奉仕活動を続けていきたいと思っております。
GE
ります。