今年度の社会奉仕フォーラムは、10月26日に八老劇団(はちろうげきだん)の公演を行いました。
八老劇団は、1973(昭和48)年 大阪府八尾市に老人福祉センターが開設された時、
「お年寄たちの生きがいになるような創造的な活動を」と考え結成され、
60歳以上の高齢者で構成しているアマチュア劇団です。
平均年齢75歳。「寝たきりよりも出たきり」をスローガンに、
見る人に元気を届けたいと活動を続けておられます。
高齢の方が楽しく元気にいきいきと演じる姿を観て、
健康寿命とお年寄の生きがいについて考える契機にしたいと考え、依頼しました。
当日は、江戸末期、とあるご城下の設定、「つぼ」をめぐる騒動を演じていただきました。
物語の展開、劇団員の台詞もゆったりと心地好く進行していきます。
ほのぼのとした雰囲気に当時の日本人もさぞかしこの様であったろうと思いました。
公演の途中、90歳の会員による「サプライズ」出演もあり、
なかなかの演技力に大変盛りあがりました。
劇団主宰の浜田澄子様は、結成当初から脚本演出を担当し、劇団を率いておられます。
フォーラム前の例会で、「楽屋裏話」というテーマで卓活をしていただきました。
内容の素晴らしさとともに河内弁を使ってテンポよく、そのお話に魅了されました。
八尾市とご縁のある会員は多いのですが、
「八老劇団」をはじめて知った方が多く、まさに「灯台下暗し」。
我々の身近にも地道に立派な活動を続けておられる団体のあることを改めて知りました。
この様な団体を紹介し支援して行くことも社会奉仕事業ではないかと思いました。
八老劇団のページ
かつら、衣装、大道具、小道具、設営、舞台背景などすべてが団員の手作りです。