2019-2020年度 国際ロータリー第2660地区 地区年次目標
地区年次目標6項目
1.クラブビジョンの策定
近年、国際ロータリーでは、柔軟性と多様性が強調されており、大きな潮流の変化は加速度的に進んでいます。
その為、私たちの地区及びクラブの地域特性、歴史、規模に合った独自のビジョンを策定する必要があります。
まずクラブ内の分析をしなければなりません。
- 年齢分布表(10年前・5年前・現在)
- 平均年齢(10年前・5年前・現在)
- 過去10年間の入退会者数
この分析結果をもとにクラブ内で話し合う機会を作り、会員相互で問題意識を共有しましょう。
そして「変えてはならないロータリー」「変えなければならないロータリー」を各クラブにて明確にしましょう。
2.会員基盤の強化を図る
職業分類制度を今一度見直し、男女の構成比及び年齢別分類の分析をもとに、多様な会員の入会を促進する必要があります。
一方で会員が退会する原因を把握し、その改善に努めなければなりません。
3.ポリオ撲滅への協力
ポリオ撲滅はロータリーの最優先事項であり、世界中で撲滅されるまでこの活動を続けなければなりません。
4.ロータリー財団への寄付増進
- 年次期基金 1人あたり150ドル
- ポリオ基金 1人あたり50ドル
- 恒久基金 ベネファクター 各クラブ1人以上
5.米山記念奨学会への寄付増進
- 1人あたり3万円
6.公共イメージの向上を図る
IMロータリーデーやクラブ事業等を利用して、会員以外にロータリーに触れて頂く機会を設けることを強く推奨致します。
- My Rotary登録率 65%以上
- クラブセントラル活用率 75%以上
クラブへの強調事項
1. 効果の持続性が期待される有意義な奉仕事業(活動の絞込み)
近年、残念ながら会員数が減少しているクラブにおいては、各奉仕部門の委員会を兼務されている委員長もおられます。その状況でも充実した奉仕活動を実践されていることは素晴らしいことですが、ともすれば単に過去の活動の踏襲に陥り、検証すれば実際のニーズと離れたものになるケースがあるかもしれません。
次年度に向けては、再度検証され、奉仕活動を絞り込み、より一層有意義な活動をされることも選択肢の一つとして推奨致します。
2. ロータリーファミリーの絆を深める
ロータリーファミリーとは、青少年奉仕部門(インターアクト・ローターアクト・青少年交換・RYLA)や米山奨学生、財団奨学生等ロータリープログラムのメンバー並びに卒業・経験者であるロータリー学友の人達を表します。
このロータリーファミリーの絆を深めることが、これからのロータリーを支える礎となります。様々な機会を捉えて会員の方にファミリーの活動を知って頂きましょう。
3. ロータリー賞の獲得を目指す
ロータリー賞の獲得は決して困難なものではありません。目標を立て、是非各クラブが獲得されるように目指して下さい。
私は、次年度地区スローガンを設定するにあたり、2つのことを思い描きました。
1. 常に相手の目線に立ったロータリーの奉仕活動を
私たちは奉仕活動をする際、常に相手の方に寄り添い、同じ目線に立って計画し、実施して参りましょう。
これにより真のニーズが把握でき、より実りの多い活動となることでしょう。そして感動と共に奉仕の喜びを分かち合いましょう。
2. 新会員と共に
入会3年未満の会員の退会理由には、様々なものがあると思いますが、真の理由は「寂しさ」にあると思います。
新しい仲間に寄り添い、新たな友人が出来た喜びを分かち合いましょう。それがロータリーの発展にもつながります。
そこで地区スローガン
“Stand By You” ~あなたと共に~
を掲げました。
これからの1年間クラブの皆様と共に考え、悩み、歩み、そして楽しんでまいりたいと思っております。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。