Rotary国際ロータリー第2660地区 Rotary International District2660

友愛の広場

レポート⑤ 木村月音~コロナ発生から帰国まで(地区青少年交換委員会)

2020年04月27日 (月)

派遣生名:木村月音(スポンサークラブ:大阪帝塚山RC)
派遣国:アメリカ(第7170地区 ニューヨーク州)

 コロナウイルスが発生した時は日本の方が先にトイレットペーパーなどが無くなったりとひどい状況でホストファミリーの方も日本は大丈夫?と心配してくれていました。その時私のいたところは全然コロナウイルスの影響がなく他人事でした。1週間がたったころコロナウイルスにかかった人が出てきてニューヨークの町からどんどん感染者が出てきてそこからは一気に状況が変わりました。学校は休校になりpcで宿題を一週間分出されて出来上がったら各教科の先生に送るというのをしていました。

 スーパーは朝早くから行っても人がたくさんいて、でも誰もマスクをしていないので怖かったです。食料品の棚は全部空っぽになっていてトイレットペーパー、洗剤、ティッシュ、除菌スプレー、ウエットティッシュなどが入荷待ちになりました。アマゾンなどの通販ショップでも入荷待ちになり5日ぐらいはその状況が続きました。外出制限もかけられ仕事もテレワークになり私のホストファミリーも自宅で仕事をしていました。家の庭で遊んだりして外には出ていましたが、お店も閉まっていてテイクアウトしかなくなったので外でご飯を食べたり買い物をしたりすることが出来なくなりました。

 3月中旬母から電話がありコロナウイルスが蔓延してきて帰国するか選んでと言われました。私はまだ帰国をしたくなかったので帰国しないと伝え母も了承してくれたのですが、2日後に母から再度連絡が来て、今帰国しないといつ帰れるかわからないので帰国してと母と私の所属しているホストクラブの方にも説得され私は帰国することにしました。ホストファミリーに伝えると最初は帰国しないと伝えていたのでとても驚かれ心配されたのですが、チケットが取れると帰国準備を手伝ってくれました。帰国すると決めチケットが取れたのが2日後の帰国のチケットだったので急いで帰国準備をしました。

 そして帰国の日夕方の便だったので朝から学校やカウンセラーの方にあいさつに行きました。そして家にも友達やホストファミリーの親戚の方々が来てくれ最後の挨拶をしました。ですが2メートル離れて会話をしないといけなかったので少し寂しかったです。急に決まった帰国ということもあり挨拶ができない人もたくさんいてメールでのやり取りになってしまったのがちゃんとあってお礼を言いたかったと残念な気持ちになりました。そしてホストファミリーの方と空港に向かいまだ税関が開いていなかったのでラウンジで思い出話をして最後は涙ぐみながら別れました。飛行機に乗ると私以外に乗客は2人しかいなくて空港内も人がいなくてお店も全部しまっていました。

 日本に帰る飛行機は全日空で帰ったのですがアメリカの空港会社が日本に帰る飛行機は全部キャンセルになっていて私もぎりぎりまでチケットが渡されなかったので帰れるか不安だったのですが、出発1時間前にチケットが配布され無事に飛行機に乗ることが出来ました。アメリカの国内線は人がいなかったのですが、日本に帰る飛行機では全員日本人で乗務員も乗客も日本人だったので飛行機に乗った瞬間日本語をしゃべった時に日本に帰ってきた感じがして懐かしくなったし日本食が出てきて改めて日本食が好きになりました。ですが後悔もたくさんあるのでまた絶対に遊びに行きたいです。