グローバル補助金(人道奉仕)第一号 カンボジア

 

患者待合室

診察を待つ患者の皆様

脊髄損傷患者の子供

脊髄を交通事故で損傷した患者から生まれた女の子

救急車両1

日本から寄付された救急車両

GHC外観

プロジェクトの実施場所、グラフィス診療所

茨木西ロータリークラブは、カンボジアでリハビリ施設の増築と、現地理学療法士の育成を目的としたグローバル補助金プロジェクトを昨年4月に申請、8月に承認を受け、10月には補助金約110,000ドルを受領、現在活動中です。 これは、財団の新補助金制度が全世界で導入された今年度、日本第一号の承認プロジェクトとなりました。
カンボジアはその経済発展に伴い、交通事故が激増しています。先進国ならリハビリにより社会復帰可能な患者が、理学療法士はもとよりリハビリという治療概念が定着していない現在のカンボジアの医療水準では、患者が寝たきりあるいは身障者として一生貧困家庭の負担になって行く事が多く、リハビリ施設の整備と理学療法士の育成が火急の課題です。 当該プロジェクトでは、現地で貧困患者のために設立され、医療サービスや救急医療を提供する診療所において、リハビリ施設の増築を行っています。 
新しいリハビリ施設の開所で富裕層の患者を取り込むことが可能となれば、診療所が経済的自立を果たし、今後も長期にわたり貧困層の患者への医療提供を実現することができます。 
またボランティア旅行者として日本から整形外科医を派遣、現地で理学療法士を育成することにより、交通事故被害者の社会復帰を促す事ができます。 さらに、理学療法の受講生は、カンボジア国立病院/公立病院より派遣されてきますので、理学療法の技術が国内医療機関へ波及すると同時に、カンボジアにおけるリハビリ治療の定着が期待されています。 プロジェクトの成果が受益社会の手によって、継続されていく活動です。