生と死を考える ―人生をいかに生きるのが良いのか―

場?? ?所  ホテルアイボリー「榧の間」
日?? ?時  平成26年1月25日(土) 13:30~17:00
趣 旨 昨年の教育フォーラムでは、少子高齢化の問題をいろいろな観点から議論していただきました。その終わり際に、「生とは何か」、「死とは何か」についてゆっくりと話し合ってみたいというご意見をいただきました。よく考えてみると、自分は如何に生まれるべきかを決めることのできる人はいません。自分は如何に死ぬべきかを考え、判断することは可能ですが、その通りに自分で実行することは殆ど不可能です。今回のフォーラムの主題はこのような思考の過程から生まれたものです。
生と死を自然科学の立場から考えることは比較的容易ですし、それに人の心の問題を加えて、生死の根本問題を哲学的に議論することも可能です。ただ、人の死後の世界を科学的に論ずることは殆ど不可能です。死後の世界は知識と経験の裏付けのない想像力によってしか描くことのできない世界のよう思えます。これが宗教の世界で、そこでは信仰と共鳴・共感が非常に大事な要因です。自然科学的なものの考え方が希薄な時代には、宗教的なものの考え方だけで、事態は解決できたのかもしれません。今は、宗教・哲学・自然科学をどのように関連付けて生きるかを真剣に考えるべき時ではないでしょうか。
年齢、国籍の分布のかなり広い参会者の皆様の活発で広い立場からの積極的なご討論を期待しております。