若者の被災地支援活動に協賛

関西から南三陸へ

きらめき未来塾 卒塾生有志が見た被災地

大阪大淀ロータリークラブは「きらめき未来塾」卒業生有志の高校生らによる東日本大震災の被災地支援活動に協賛しました。「きらめき未来塾」は,認定NPO法人「きらめき未来塾」による日本を担うリーダーを養成する事業で、その卒業生有志の高校生らが今年3月に被災した宮城県南三陸町で支援活動を行いました。大阪大淀ロータリークラブの会員が「きらめき未来塾」卒業生有志の高校生らを引率して、宮城県南三陸町で支援活動を行いました。
若者の被災地支援活動に協賛

日本の将来を語り合う

若者の被災地支援活動に協賛この活動を記録した冊子「ルポルタージュ『関西から南三陸』」も完成しましたので、そこに綴られた、若者たちの被災地での行動や交流を報告します。

 「きらめき未来塾」は平成17年から高校生を対象にして夏休みに合宿研修を実施しています。

 昨年8月、小豆島(香川県)で開かれた未来塾には宮城県から5人が招かれました。彼らが話した震災の被害や体験に塾生たちが胸を打たれ、その後、東北へボランティア活動に行った生徒もいました。その動きのなかで、卒塾生が中心となり「きらめき未来塾卒塾生有志による被災地支援活動~関西から南三陸へ~」を立ち上げたのです。

 この活動には関西の高校生や大学生24人が参加し、宮城県の高校生23人と南三陸町のボランティア活動で力を合わせ、日本の将来を語り合いました。

 本当の山かと見間違うほどの大きな瓦礫(がれき)の山、無残に削られた山肌…。「田んぼか、畑かと」と思った平地から建物の基礎らしきコンクリートが地中から見えて「住宅地だったんだ」と気づいた驚き…。そんな光景や感想のほか、瓦礫の撤去作業や漁業振興支援として、わかめの芯ぬきをした様子、仮設住宅で暮らす人々との交流などが,この冊子に報告されています。

 この冊子は大阪大淀ロータリークラブと、きらめき未来塾の会員だけに配布されていますので、発行部数はわずかですが、連絡をすれば増刷し、送ってもらえます。

「また来いよ」の言葉を重く受け止めて

若者の被災地支援活動に協賛その後、大阪大淀ロータリークラブでは、発足40周年を来年に控え、更なる東日本大震災の支援を柱として活動することにしています。本年7月下旬には大阪北梅田ロータリークラブと合同で、20人が仙台南ロータリークラブの例会に出席した後、南三陸町の被災地を訪問する予定です。

 冊子にありました「また来いよ。ここを(被災地)忘れるなよ。」と高校生たちに言った、漁民の言葉を重く受け止めて、10年~20年をかけてこの活動をつづけていかなければばらないと大阪大淀ロータリークラブの会員は、考えています。