1、国際奉仕事業の継続
フィリピン・ハンボンガン島訪問帰国報告
今年度も引き続いて小島ハンボンガン島の支援をすることになり、8月1日の例会で湯川幹事様が準備された募金箱に30,100円の善意の寄付が集まり、RC国際奉仕委員会から9,900円の捻出、合計40,000円で8月6日渡比を致しました。
かねてから島は不漁のため食糧不足に悩んでいると先生からの訴えがありましたので、精米25kg入り5袋をセブで購入し、日本から持参した若干の学用品・スモールライト・うちわ等を準備して12日(火)晴天の日に前日予約したバンカーボートでハンボンガン島を訪問した。主任のセレサ先生宅前で写真撮影をした後、1・2年、3・4年、5・6年の複式学級3クラスを訪問してプレゼントをした。子ども達は大喜びをしていた。各クラスでフィリピンの童謡を披露して迎えてくれた。以前に教えた日本の童謡を忘れず大きな声で歌ってくれた事は嬉しかった。
セレサ先生と昼食をしながら午後の予定を相談していたら、海水が急に上昇して庭先まで浸水してきた。ボートマンから海水が引くとボートが動けなくなるので早急に帰りたいとの連絡があった。
昨年当RCで寄付した防潮ブロック塀は写真を撮ったが、屋根付きステージは撮る暇がなかった。寄付した米は家庭に配布するか、炊き出しの方法にするかは先生方に一任することにして予定より早く離島して帰途に着いた。
NPO日系人ネットワークの川平専務から通訳応援のフィリピン社員を同行させて頂いた事に感謝した。
それにしても最近度重なる海水の急上昇の原因について、セブ在住の日本人は昨年10月に起こったボホール大地震による島の半分が地盤沈下したからとの仮説を立てておられたが、5年前から同じ現象があったのでそれも理に合わない。不可解である。
地球の温暖化現象?
2、島では、先生はもちろんのこと島民は、ロータリークラブについての理解があまりない。まして子ども達は全く知らない。具体的な人道支援の立場から考えた方が理解しやすいだろうと自分では反芻している。
私が日本の童謡を積極的に教えるようになったのは、かつて年輩のボートマンが「日本語を話せる」と言ったので喜んだらそれは戦争中子どもの頃日本人から教えてもらった歌であった。日本語を全く忘れても歌だけは生涯忘れないだろうという期待があったからである。
以上でハンボンガン島訪問は不十分ながら終わりましたが主目的の食糧支援、学用品を直接手渡すことができ、島民や子ども達の喜んでいる姿に満足しています。
― ご協力ありがとうございました ―