カテゴリ:職業奉仕活動

花プロジェクトの進化

「花プロジェクト」(正式名称:みんなで育てる花いっぱいプロジェクト)とは2005年から大阪府が推進している事業で、子どもたちが育てた花の苗を通して、人々の結びつきや地域の結束力を固めることで地域力の再生を図るとともに、都市緑化を推進することで、緑豊かなまちづくりが始まることを目指しています。

本来は大阪府が3年間、小学校や中学校などに土と種や苗等の資材を支給し、技術支援を行う事業です。

東大阪ロータリークラブは2008-09年度5月27日に職業奉仕委員会の出前授業として大阪府八尾土木事務所、竹中庭園緑化の協力のもとに太平寺小学校で花の苗を育て、JR長瀬駅前に植樹したのを初回に、現在は下記の4校で実施しています。

太平寺小学校(2008-2009年度~)年2回:JR長瀬駅前
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岩田西小学校(2010-2011年度~)年1回:あじさい公園
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菱屋西小学校(2012-2013年度~)年2回:地元商店会
2.まず土を入れていくよ〜8.水やり作業

高井田東小学校(2013-2014年度~)年2回:JR河内永和駅前
1.会長のお話4.全体風景

プロジェクトの流れ

  • 土と種や苗、育苗ポットなど花の育成に必要な資材を提供します。
    1.準備完了
    (春は種から、秋は苗から育成する資材です)
  • 学校内で子どもたちが花を育てます
    (園芸専門事業者のスタッフが種まきから苗の育成を指導します)
    5.植え替えます
  • 育てた花は学校内の緑化や駅前などの緑化に活用します。
    (自治会など地域の方々に育てた花の管理をお願いします)
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「花プロジェクト」は出前授業の一環として始まりましたが、地域社会への奉仕と青少年育成に効果的であることから2014-2015年度に職業奉仕委員会から社会奉仕委員会へ移管しました。
また、当クラブでは、実施する継続事業について惰性で行わないようにする為に、必ず3年毎に見直しを行い、継続の可否を判定しています。

2014-2015年度に太平寺小学校と岩田西小学校が事業の見直し時期となり、新たな試みとして当クラブの代わりに地域社会から土と種や苗などの資材提供者を捜したところ、それぞれの学校に複数の協力者が見つかり、当クラブは資材提供の立場から小学校・育成指導者・資材提供者を結ぶコーディネーターとしての立場となり、新体制でプロジェクトを継続することができるようになりました。

2016-2017年度は高井田東小学校が見直し時期となりましたが、新たな資材提供者を見つけることができ、菱屋西小学校は学校再編により、桜橋小学校として再スタートしたことから、引き続き当クラブが資材提供を行う事になりました。

この奉仕プロジェクトの特徴は、大阪府が実施するプロジェクトに協力する事から始まり、その後、当クラブが中心となり地域社会の方々に資材提供による支援をお願いすることにより、奉仕活動は全てをロータリークラブだけで実施するのではなく、私たち会員一人ひとりがそれぞれの得意分野において、クラブで実践した様々な奉仕活動を社会に広報し「奉仕の理想」を現実に近づけることができることにあります。

この活動が他の地域へも波及することを願います。

9年間のベトナム・ハノイWCS活動を終えて

2015年10月22日~25日、ベトナム ハノイのSOS子供村に会員12名で訪問しました。ハノイでの支援は、本年度で9年目となります。2007~2009年はハータイ県立障害者施設、2010~2012年はタイン・ズアン平和村、2013~本年度はSOS子供村と3施設へそれぞれ3年間、障害児や孤児達に、生活の改善、技能習得や学習に役立つ機材を寄贈しました。

現在ベトナムは目覚ましい経済発展にあり、街は若い人達で溢れ、非常に活気のある国へと変貌している反面、未だ数多くの障害児や孤児が存在し、若者達の就労先が不足している事も現実としてあり、経済発展途上にある国の表と裏を目の当たりにしたように感じました。

本年度でハノイへの支援は終わりますが、9年間の支援で特筆すべきことは、支援をきっかけに複数の会員事業所が8名のベトナム人技術者を正社員として採用したことにあります。

ロータリーの奉仕活動は、クラブ主催の活動を通じ、会員各位がそれぞれの立場で実践することを求めています。ベトナム人の採用は、単に物品の支援だけではなく、会員各位が複数回にわたり現地に赴き、人々と接することにより実現した奉仕活動の一つであると認識しています。

2007~2009年:ハータイ県立障害児施設
 

2010~2012年:タイン・ズアン平和村
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2013~2015年:SOS平和村
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ロータリーの友便り
ロータリーの友地区代表委員 庄野 晋吉(大阪RC)

東大阪RCがNPO法人の協力を得て、この9年間もの長い年月をかけてベトナムの3施設で3年間ずつ障がい児や親のいない子どもたちをいろいろな形で支援している取り組みの報告です。
この取り組みで最も素晴らしいのは、目覚ましい経済発展をしているベトナムの現状の中で恵まれない子どもたちに光を当てる支援を実施したのですが、もっとも特筆すべきことは、この支援をきっかけに複数の会員の事業所が、8人ものベトナム技術者を正社員として採用したことにあると報告されています。
ベトナム人の採用は単に物品の支援だけでなく、各会員が複数回にわたり現地に赴いて、人々と接することで実現した奉仕活動の一つだと締めくくっています。
これは誠に素晴らしい取り組みです。
これこそがロータリーの根幹であります「職業奉仕」の一つの取り組みではないでしょうか。RIの執行部の人達に煎じて飲ませたいような、良い話です。

豊中ロータリークラブ教育フォーラム「小・中学校の道徳の授業の特別の教科化を考える」― 速報

 

豊中ロータリークラブ教育フォーラム「小・中学校の道徳の授業の特別の教科化を考える」― 速報   畑田耕一、 渋谷亘、 関谷洋子

豊中ロータリークラブ恒例の教育フォーラム(2016年1月23日)、本年は市立西宮高校、大阪府立富田林高校の生徒も 含めて教員・教育関係者18 名、ロータリー会員は泉パストガバナー、当クラブの松尾会長をはじめ19 名の参加 のもと、小・中学校の道徳の授業の特別教科化の経緯、既に始められている特別教科化に向けての新しい試み、 成績評価の方法、道徳の本質などについて話し合った。 この先を

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受けた親切、人に渡そう― Pay it forward の連鎖 齊藤園子

受けた親切、人に渡そう ―― “Pay it forward” の連鎖―― 北九州市立大学外国語学部准教授 齊藤園子 (2000-2001年度ロータリー財団国際親善奨学生) 学生の時に、ロータリー財団国際親善奨学生としてスコットランドのエディンバラ大学に留学する機会をいただきました。日本と現地双方のロータリアンに支えられながら、とても充実した時間を過ごしました。そのような留学の機会をいただいたことに感謝するとともに、この時の経験を “pay forward” することができればと思いつつ、この文章を書いています(2015年6月26日)。 この先はここをクリックしてお読みください

IM第8組合同例会

国際ロータリー第2660地区IM第8組 第1回合同例会を、5月14日(木) 9クラブが一堂に会して開催致しました。243名が参加、各クラブの出席率平均が80%になり当日のブログラムのクラブ活動報告や、懇親会も大盛況の内に皆様方の協力と熱い思い等、力強く感じて感謝いたしました。
私達のIM第8組には、八輪会という会長、幹事会があります。今回の合同例会は八輪会からの、ボトムアップであります。第1回八輪会を開催し会長、幹事の方々の意見交換で「今年度八輪会として一致協力し何か形ある活動の実施を」との話になり最終的に「合同例会をやろうと」決定いたしました。
今年以後八輪会の行事に決まり、今回が魁になればと考えております。
ポールハリスは「私達は変化する世界と共に変わって行く心がけが必要である。ロータリー物語は書き直す用意がある」と言っておられます。IM単位での合同例会は、第2660地区では在りません。他地区へ問い合わせた所承知無いとの事でした。もしや日本で初めてと言う事は、もしかして世界で初めての事かも知れません。IM第8組9クラブと共に、110年のロータリー物語の歴史の中に新しい一ページを書き加えた事になるかも・・・この歴史の一コマにご出席されたロータリーアンの方々と共に、享受出来ました事に心より感謝したいと存じます。
川上善司