カテゴリ:社会奉仕活動

心に響いた 「力強く生きる」 ~9月6日開催 家田荘子氏講演会~

本年度の社会奉仕活動として、八尾の福祉を考える講演「力強く生きる、人間の心を中心に」を開催しました。
講師は、「極道の妻たち」など多数の著作で知られる作家であり、僧侶でもある家田荘子さん。

当クラブは、以前より障がい者の皆さんと一緒に運動会を楽しむなど福祉施設での奉仕活動に力を入れてきました。
そうしたつながりもあって、本年度は、市内の福祉施設のご関係の皆さんに聞いていただければという思いで、この講演を計画しました。

当日は、講演会場にバザー会場も併設し、市内福祉施設の皆さんが手作りのクッキーや手芸品などを販売しました。
施設の皆さんは心のこもった商品を自ら販売すると同時に、講演を聴きに来られた方々とのコミュニケーションも楽しんでいました。
講演は、家田さん自身の子供時代のいじめの経験、作家になってからの社会の中で弱者といわれる人たちへの取材経験を通して、人の心の弱さと強さ、光と影などについて、穏やかで優しい口調ながら力強い言葉で話してくださいました。

当日は、手話通訳や同時要約筆記をしたくださったボランティアの皆さんのおかげもあり、家田さんの一言一言に熱心にうなずきながら、会場全体がひとつになってお話を聴くことができました。

参加者数は、予定していたよりも若干少ない二百名ほどでしたが、参加してくださった方々がとても熱心に聴いて、演後に販売した家田さんの著書も品切れが出そうなほどの人気で、サインしていただいた本と家田さんとのツーショットの写真を大切に持って帰っておられました。

相手を思いやる温かい一言を大切にしてほしい、人と比べるのではなくあなたらしく生きてほしい、自分の心の中にある苦しみにとらわれずに明るい方に顔を向けて生きてほしい、といった家田さんの言葉は、たくさんの方の心に響いたようでした。

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八尾東ロータリークラブ会長 山田 哲男

福島・須賀川市・放射能除去大型浄水器寄贈プロジェクト報告

東日本大震災以降、JR高槻駅での街頭募金から始まり、いくつかの復興支援活動を行い、昨年度5月の須賀川RCとの合同記念式典を行い、姉妹クラブの締結もしました。 社会奉仕委員会では、高岸会長、橋本幹事を中心にDG事業を計画し、須賀川市への放射能除去浄水器寄贈プロジェクトの継続を決め、地区補助金を申請期限である前年度2月28日に、申請いたしました。(DG2013-H17) 既に今年度までに、放射能除去浄水器の設置を須賀川市内、全幼稚園、全保育所、国立福島病院、公立岩瀬病院などに設置しており、その後、須賀川RCでのニーズの調査、効果的な設置場所の模索をしていただいた結果に基づき、8月8日須賀川市中央公民館に、放射能除去大型浄水器の設置を行いました。 福島における“(放射能を除去した)安全な水”の確保というのは、姉妹クラブでもある我々の大きな使命であると考えております。2年半が過ぎ、東日本大震災の風化が大きな問題と感じている中、我々は、姉妹クラブである須賀川RCと連携し、プロジェクト化した、ただ単なる物品の提供だけでなく、精神的にも、またロータリーの同士として、また個々が友人として、今後とも大きくサポートしていきたいと考えております。
11月9日(土曜)には、日本3大火祭りのひとつである“松明あかし”見学にクラブ交流を兼ね訪問し、11月11日(月曜)には須賀川RC例会訪問を予定しております。
社会奉仕委員長 斉藤 昇男
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高槻東RC 創立40周年記念式典 with須賀川RC in福島

高槻東RC関係者須賀川RCとの姉妹クラブ締結式須賀川RCメンバー前夜祭

東日本大震災以降、当クラブは継続的な被災地救援・復興支援に関し、福島県須賀川RCを窓口として行ってまいりました。 いくつかのプロジェクトをする中、須賀川RCは創立50周年で、是非とも一緒に創立記念式典を須賀川の地にて合同でさせていただきたいと無謀なお願させていただき、2013年5月19日石井会長の熱い思いで、同じ式典費用を支払うなら須賀川へ行こう! と須賀川市において友好親善と復興支援の一環として当クラブ創立40周年記念式典を須賀川RCとロータリー史上初の合同開催をいたしました。5月18日には112名参加で母畑温泉八幡屋にて前夜祭、翌19日にはベルクィーンズにて230名のご参加を頂き、盛大な合同創立記念式典を敢行いたしました。式典前には、当クラブと須賀川RCとの姉妹クラブ締結式、当クラブと台北南徳RCとの姉妹クラブ締結式も実施され、橋本・須賀川市長様、矢野RI第2660地区ガバナー補佐様(茨木東RC)、神山・郡山RC会長様、児島・高槻RC会長様からご祝辞を頂き、厳かで、和やかで、全員が笑顔の記念式典・祝賀会であったことが印象的でした。翌20日には18組で合同記念コンペが宇津峰CCで開催され、創立50周年の大越会長が50位、創立40周年の石井会長が40位と言うのも、神様のいたずらに感心させられました。

東日本大震災以降2年が経ち、大阪では既に風化が相当進行しているように思えますが、まだまだ福島では東日本大震災被害、福島原発被害から一日たりと目を背けることは出来ません。この現実を一人でも多くの方にお伝えするのもロータリアンの責務ではないかと思います。

この記念式典の大成功は、ひとえに須賀川RCのメンバー皆様の温かいご理解と友情の賜物で、深く敬意を表し,また感謝いたします。同時に、姉妹クラブとなり今後の友好親善と復興支援に当クラブは、邁進していくことをお約束いたします。

千里ロータリー40周年記念 オープンクラブ開催

010今年の6月は、千里ロータリークラブが1973年6月12日に結成されてから40周年目に当たります。それを記念いたしまして、どのような行事を行うか会員一同知恵を絞ってまいりましたが、その結果、毎週火曜日に開いている例会を発展させて外の皆様にもご参加いただき、ロータリークラブの一端をお知りいただくと共に、ゲストの中でお願いした方々に話題も提供していただくというオープン例会を、5月14日から4週間開催いたしました。

0085月14日 浅田 稔 先生

大阪大学大学院工学研究科教授

「赤ちゃんの発達から学ぶロボットのココロの育み」

0075月21日 射場 英起 先生

トヨタ自動車株式会社 電池研究部長

「夢の次世代カー技術の最先端-サスティナブルモビリティと革新電池とのつながり-」

0065月28日 河田 惠昭 先生

関西大学社会安全学部教授

「南海トラフ巨大地震による大阪の被害」

0026月4日 大阪大学 留学生の皆さん

(ドイツ・中国・マダガスカルからの)留学生の提案・意見に共に学ぶ

「日本・日本社会に提案したいこと」

0016月4日のオープン例会に、ご参加くださいました【関西大学RAC】の皆さん

気仙沼との絆 身を切られる思いからの出発

凛とした子供に胸打たれ

苦難を乗り越えて巣立つ子供たち=3月19日、宮城・気仙沼小学校

苦難を乗り越えて巣立つ子供たち=3月19日、宮城・気仙沼小学校

東日本大震災から2年以上が過ぎました。まだまだ惨禍の傷が癒えるまでに時間がかかりそうですが、被災地の多くは確実に復興に向けて歩みを進めています。大阪西ロータリークラブ(RC)も支援活動の一環として宮城・気仙沼市の小、中学校との交流を深めています。今年も昨年に続いて卒業式に出席し母校を巣立っていく児童・生徒を見送らせていただきました。

気仙沼との絆 身を切られる思いからの出発

子供たちの元気な歌声に勇気をいただきました=3月19日、宮城・気仙沼小

気仙沼市の支援への始まりは震災の傷跡も生々しい2011年6月2日でした。地元の気仙沼RCを通じて被災者を支援する当クラブの三枝輝行会長(当時)ら5人が同市を訪問したのです。気仙沼RC・神山正志会長から現状報告をうかがって被災現場を視察したあと、市立気仙沼中学に行きました。

同中の校舎や体育館は避難所となり、仮設住宅もありました。そこで齋藤一校長から両親を失った3人の生徒や親の失業による精神的ストレスを抱える子供らの話を聞きました。さまざまな家庭の事情も知りました。気仙沼RCでも30人の会員のうち2人が亡くなり、20人が被災していました。私たちは身を切られる思いでいっぱいになったのです。

大阪西RCは気仙沼RCを支援し長期的に復興支援に当たることを約束しました。

その後の主な活動を報告しますと…。2011年10月4日に同中に運動用具などの備品(126万円相当)を送り、同日、行われた贈答式には当クラブから9人、合同して支援した大阪リバーサイドRCから1人が出席。同中には修学旅行(10月12日~14日)の支援もしました。

このあと当クラブなどRCの支援で修学旅行が実現した市立気仙沼小学校にもうかがい、旅行の実施報告も受けました。たくさんの児童から、あきらめていた修学旅行ができたという喜びでいっぱいのお礼状も頂戴しました。

勇気をもらったのは私たち

気仙沼との絆 身を切られる思いからの出発

届いたユニホームを着て演奏をする気仙沼小学校のブラスバンドの児童たち2012年7月9日、気仙沼小学校


震災発生から1年が過ぎた翌年3月26日には当クラブと台湾の姉妹クラブである高雄西RCの8人も一緒に同小の卒業式に来賓として参列しました。そこで苦難を乗り越えて卒業式を迎えた子供たちのきびきびとした凛とした姿に私たちは胸を打たれたのです。高雄西RCのメンバーも「いい思い出ができた」と感動していました。

また高雄西、気仙沼、大阪リバーサイド、そして当クラブの4RCの連携で、ロータリークラブの国際的人道支援活動「マッチンググラント」の対象として、同小のブラスバンドユニフォームと体操服の贈呈を申請。同年7月9日に同小で、そのユニフォームを着てブラスバンドの演奏を披露してくれたのです。

4月から練習を始めたばかりで、毎朝15分だけということでしたが、4年生から6年生まで42人の部員の演奏は本当に立派なものでした。最後は児童400人全員が一緒になって「手のひらを太陽に」の大合唱です。子供たちの笑顔と元気な歌声は私たちに感動と勇気を与えてくました。

修学旅行などへの支援も続けています。折にふれ、同小中の児童・生徒たちは学習発表会や修学旅行の報告をしてくれます。感謝をしてくれる子供たちの気持ちが伝わり、私たちの存在が役に立ち責任が増していると感じています。

そして今年3月19日、今年も昨年に続いて同小の卒業式に6人の当RC会員が出席しました。今回は同小と南気仙沼小が合併したため、前回より28人多い91人が卒業を迎えました。校長先生から一人一人に卒業証書が手渡されたあと、卒業生全員による門出の言葉が述べられました。苦難を乗り越え卒業式を迎えた子供たちの頼もしく元気な姿に一同胸を打たれ、熱いものが込みあげてきました。