歯科医療の行き届かない整肢学園園児に歯科検診活動(大阪上方RC)
2024年12月06日 (金)
大阪上方ロータリークラブは、2024年7月22日に創設され、奉仕活動は子どもへの奉仕に重点を置いています。この度社会奉仕活動として、大阪赤十字病院附属大手前整肢学園入園児に対して歯科検診を行いました。当園は、脳性麻痺、二分脊椎症、先天性骨格異常などの運動障害とその合併症をもつ子どもや、肢体不自由児に医師、看護師、理学療法士、言語聴覚士ら医療スタッフにより専門的医療とリハビリテーションが提供されています。
しかしながら、歯科医療に関しては、十分になされていないのが現状です。我々は、まず園児に対して、歯科検診を実施し、治療の必要性の有無を識別し、治療の必要な子どもには、大阪府歯科医師会障がい者治療部門、並びに大阪府急性期総合医療センターへ紹介し治療を受けられる体制を構築しました。
32名の歯科検診者は、重症者では自発呼吸が出来なくて気管挿管されている子どもから、車いすで移動可能な子どもまでいます。検診の結果、9名は歯科治療が必要であり、2名は要抜歯、あとの7名は歯石除去、虫歯の治療、マウスガードの必要な子どもで、歯科治療先へ搬送して治療を受けることとなりました。
この整肢学園に対する奉仕活動は、継続して実施していきます。
※写真の掲載に当たっては当事者の許可を得ております(大阪上方RC)