タチアナ・ドネツさん(ウクライナ)チャリティー・ピアノリサイタル(大阪帝塚山RC)
2024年07月17日 (水)
2024年6月16日(日)、浄土真宗大谷派(東本願寺)難波別院(南御堂)の本堂にて、ウクライナ出身のピアニスト、タチアナ・ドネツさんのチャリティー・ピアノリサイタルが開催され、当クラブからも多数のメンバー、家族が出席しました(一般社団法人日欧芸術文化振興会、真宗大谷派難波別院共催。大阪帝塚山RC協賛。全体で約300名が出席)。
タチアナさんは、2023年9月、オーストリアのペルチャッハで開かれた第29回ブラームス国際コンクールで2位に入賞しました。コンクール後、留学先のイスラエルのエルサレムに戻ろうとした直前にハマスによるイスラエル襲撃が起こり、イスラエルに戻れなくなりました。コンクールの審査員を務めた日欧芸術文化振興会の理事で指揮者の宮城敬雄氏の尽力により、同年11月末に一時避難のため来日。東京では既に4回のリサイタルを開きました。今回の大阪での演奏会を最後に、7月にイスラエルに戻る予定です。
宮城敬雄氏と当クラブの板垣会員とが住吉高校の同級生という関係で、今回、当クラブが協賛することになり、国際奉仕委員会の予算から5万円を寄贈しました。泉PGからも各クラブにお声がけをいただいて、当日は多勢のロータリアンが出席しました。
タチアナさんが最も敬愛し得意とするブラームスからピアノソナタ第1番作品1ハ長調を中心に、バッハ、ショパン、シューベルト、ドビュッシー、パガニーニと、幅広いレパートリーを感動的な演奏で聴かせていただきました。
リサイタル終了後、板垣会員のご手配で、本堂内陣の南北両面に描かれた襖絵を特別に拝観させていただきました。この襖絵は、住吉RCのチャーターメンバーであった中村貞以(ていい)氏の作で、南側の親鸞聖人得度の図(春)と、北側の聖人往生の図(秋)から成るもので、帝塚山RCの会員、家族にとっては、大先輩による名画に接する貴重な経験となりました。
前年度国際奉仕委員長 浅野敏行