中学生への職業講話(大阪城北RC)
2023年11月06日 (月)
2023年10月17日、当クラブは、大阪市旭区の市立 今市中学校の中学2年生135名の皆さんに職業に関わる講話をしてまいりました。
講話をした当クラブの5名の会員は、職業の紹介にとどまらず、どうして今の職業に就くことになったのか、職業をしていく上で大事にしていることは何か、中学生のときに意識しておくことはどのようなことであるのかといったことを語りかけ、また、各講師の話しが終わるたびに、その講師への生徒の皆さんから、多くの質問がなされ、休憩時間にも講師のもとに来て質問をしてくれるなど、我々の想像以上に積極的な反応が返ってきました。
講話後の生徒の皆さまからのアンケートには、日頃、学校の先生や両親から、挨拶は大事である、人の話をよく聞きましょうや、明るくコミュケーションをとることなどを言われているが、同じことを講師から具体的なエピソードも交えて聞くと、改めて大事なことであることに気づきましたという感想や将来に役立ちそうな話を聞けましたなど、講話に対して、肯定的な評価をもらえたと思っております。
このような講話は、当クラブにとり初めての試みでしたが、このような試みをしたのは、当クラブは、かねてからクラブ内での親睦はよく図ることができていたのですが、RCのもうひとつの柱である奉仕という点においては、継続性のある奉仕活動をなかなか確立することができていない現実がありました。その中で、今年度の高瀬久美子会長が、創立50周年、60年周年に向けて、クラブのブランド力を向上させ、持続可能なよりよいロータリクラブにする、当クラブに入会してよかったと感じられるクラブ運営を行うという決意表明をされ、その一環としての持続的・継続的な奉仕活動の確立を目指すこととなり、職業奉仕委員会、社会奉仕委員会、長期戦略委員会の協力関係のもと、「子供たちに幅広い職業に触れてもらい、成長の一助となる」をテーマに据えて、職業講話の機会を探しておりました。
そうしたところ、今市中学校においては、中学2年生の秋頃に、地域の企業に生徒が出向いて職業体験をおこなっており、職業体験の前に職業に関連しての講話を希望され、今回の機会につながったのでした。
中学2年生というのは、まだまだ子どものように思いますが、漠然とではありますが、職業を意識しはじめる頃で、想像よりも大人の言葉が届き、職業に関心を寄せてきました。生徒の反応が想像以上であったことは、中学校側で担当された先生も同じ気持ちであったようで、講話後に「実現できただけでOKと思っていたのですが、思っている以上によい催しになりました。」という言葉をもらいました。
始まったばかりであり、持続的・継続的な社会奉仕活動としていくにはまだまだこれからですが、中学生の皆さんのフレッシュな気持ちにふれると、クラブとして頑張っていけるという気持ちです。
宿 龍太(やどりゅうた)