IM第3組 ロータリーデー報告
本年度はIMが再編された初年度であり、新生IM第3組の初めてのロータリーデーでもありましたので、
ホストクラブである大阪東ロータリークラブとしては、1年間にわたり周到に準備をして参りました。
IM第3組に属する14クラブは、ほぼ淀川の左岸に位置することから、
『淀川』を新生IM第3組の“絆”と位置付け、
『淀川』について「共に学び、共に備え、そして共に未来に夢を馳せる」というコンセプトのもと、
基調講演を国土交通省近畿地方整備局にお願いしましたところ、同局のご後援を得ることができました。
◆基調講演◆
(1)「淀川の歴史と水害への備えについて」
講師:国土交通省近畿地方整備局河川部河川情報管理官 山本 佳也 様
淀川についての近代的治水の歴史を踏まえ、明治・大正・昭和における洪水の経験を経た治水計画の変遷をご説明いただき、平成30年における地震や暴風雨による大きな被害を踏まえ、淀川浸水想定区域、淀川の洪水への備えについてお話しいただきました。
(2)「水害を踏まえたBCP(事業継続計画)~平時から経営に活用できるBCPとは~」
講師:SOMPOリスクマネジメント株式会社首席フェロー 高橋 孝一 様
水害を含む自然災害に対して、企業が平常時からどのようなBCPに取り組むべきか、BCPを経営に活かしておられる企業の具体例を挙げながら、経営者のみならず社員一丸となって事業継続力を身につける必要性等、きわめて有益な示唆をいただきました。
(3)「水の路 淀川舟運の取り組み」
講師:京阪ホールディングス株式会社経営統括室事業推進担当部長 江藤 知 様
淀川舟運の活性化を推進し、流域のまちの魅力を高めることにより、水の路(淀川)と陸の路(京街道)を繋ぎ、来訪交流を進め、地域の活性化を目指す未来へ夢をつなぐ取り組みについてご説明いただき、広域連携に向けてのまちづくり戦略の重要性をご説明いただきました。
◆質疑応答◆
基調講演の後、当クラブの西村貞一会員の司会のもと3名の講師の方々との間で質疑応答が行われました。大阪の未来に夢を馳せつつ、治水計画外のことが発生すれば淀川決壊もあり得ることを想定し、生命・身体とともに事業を守ることへの心構えの大切さを改めて実感しました。
◆講評とテレビ放映◆
当日は、山本博史ガバナー、丹羽一郎ガバナー補佐をはじめ、地区役員の方々に多数ご出席賜り、
他組のクラブからの参加者や市民の方も含め、合計335名の方にご参加いただきました。
山本ガバナーからは
「途中退席者がほとんどなく、時宜にかなった素晴らしいシンポジウムであった。」
とのコメントをいただきました。
さらに、一般の方々にも参加いただいたこともあり、当日の模様は同日の夕方、毎日放送テレビで報道されました。
これも地区公共イメージ向上委員会の皆様のご協力とご尽力の賜物と深く感謝しております。
◆懇談会◆
懇親会にも講師の方3名を含め約250名のロータリアンにご参加いただき、会場では新IM第3組の各クラブを紹介する映像を流しました。
IM第3組ロータリーデー当日の様子を動画でご覧ください
※↓クリックするとYouTubeでご覧いただけます
◆終わりに◆
参加者全員が和気藹々とした雰囲気のなか、最後まで新生IM第3組を楽しんでおられるご様子を拝見して、ホストクラブとして大変嬉しく感じました。と同時に、IM第3組の皆様のご協力とご友情に感謝申し上げますとともに、心より御礼申し上げます。
このように新IM第3組が無事船出しました。これからも奉仕の理想を旗印に、大河に浮かぶ『IM第3組号』の無事平穏と航海の先にある大きな成果を願いつつ、悠久の船旅をともに楽しみたいと願っております。
◆参加クラブ◆
大東ロータリークラブ
大東中央ロータリークラブ
枚方ロータリークラブ
門真ロータリークラブ
交野ロータリークラブ
香里園ロータリークラブ
くずはロータリークラブ
守口ロータリークラブ
守口イブニングロータリークラブ
寝屋川 ロータリークラブ
大阪城東ロータリークラブ
大坂城北ロータリークラブ
大阪鶴見 ロータリークラブ
大阪東ロータリークラブ